ひたちない漁業協同組合 2012.5.28 神秘の湖面 打当の「つぶ沼」 (川と魚についての活動のページです。ちなみに私は鷹巣漁業協同組合の組合員で、阿仁川漁業協同組合の渓流釣り年券購入者です。) これもぜひお読みください 「米代川 川魚天国構想」 |
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つぶ沼を探検、収穫も
アブラハヤを捕獲。これはリリースしました。 5月28日(月)、くまのたいら企画の3人でひたちない連絡所を出発、打当のクマ牧場(事故があったところとは違います)から、ジムニー「はつかり号」で悪路を登り、8時20分、つぶ沼の畔に到着しました。まるで白神の十二湖のような静けさと澄んだ水、沼を取り巻くスギと広葉樹の混交林の濃淡……。隠れた観光地としての魅力十分です。沼の周囲には数年前に作られたらしい遊歩道があり、一部崩れかかっているものの、ちゃんと沼を一周できました。 名前の由来の大きなタニシ(地方名「つぶ」)は発見できませんでしたが、小さめのタニシの殻を見つけました。また、アブラハヤを釣獲、さらにヌマエビを手網で多数捕獲。ヌマエビは夕食のかき揚げになりました。
つぶ沼へ行くには、標識が何もないので、私たちはマタギの鈴木英雄さんに教えていただきました。遊歩道があるのに標識が何もない、というのはいかにも秋田らしいのですが、そのおかげで、小さな「秘境」として売り出せそうです。
標高およそ470mのこの沼は、2万5千分の一地形図を見ると、十二段峠に連なる南西側の山稜の斜面が崩壊し、つぶ沼と、数個の小さい沼、湿地を作り出したと思われます。これは十二湖のできかたと同じ。湿地にはミズバショウもまださいていて、これはハイキングコースとしてもよいのでは。ただし、クマ(牧場のクマではなく、野生のクマ)への注意が必要ですが。
つぶ沼の帰り道、タラノメやコシアブラを収穫して、てんぷらにして食べました。実りの多い探検でした。
雪解けから山菜の季節へ 小さな堰堤の上にコゴミの群落があった。 カタクリは、シャキシャキとした食感を楽しむ山菜でもある。 尺イワナ 尺イワナです。32cm。 2012.4.27 4月27日、尺イワナを釣りました。小猿部川の沢です。丸々と太っています。いつもだと、こんな大きいものはリリースするのですが、ハリを外そうとしたらあごの中で折れてしまったので、頭を石でたたいてキープしました。メスで、腹を裂いたらイモリが出てきました。 尾びれで私の肘をたたきます。これを釣りの世界では「肘たたき」というらしい。 早春のキノコ、エノキダケです。と思います。でも、採りませんでした。 初イワナ 2012.4.18 小森川 2012年4月18日、今年初めてのイワナ釣り。藪の多い沢だったが、初めての沢で今年初めてのイワナ。鷹巣漁協管内である。 阿仁はまだ雪が深く、釣りに入るのはまだ先。 ちょうど好みのサイズの沢でした。水量はだいぶ多く、バラシも多かった。 ハタハタ 2011.12.15 箱で売られているハタハタ。「まざり」とは、オス、メスが混ざっているという意味。ブリコの入っているメスのほうが箱あたり1,000円ほど高い。 2011.12.15 阿仁合のスーパーで。 ハタハタは、秋田県の「県の魚」に定められている、県内では有名すぎるほどの魚だ。だが、沿岸で取れる時期は11月下旬から12月いっぱいに限られ、しかも全国では秋田県と鳥取県でしかまとまって消費されていない、ローカルな魚である。 ハタハタが沿岸にやってくるのは、産卵のため。獲れたメスの腹には「ブリコ」と呼ばれる卵がいっぱい詰まっている。このブリコの食感がたまらなく好きだ。 昔は各家庭で箱ごと、何箱も買って、「ハタハタずし」を作っていたそうだが、今はそういう家は少なくなったとのこと。だが、魚屋やスーパーには、ハタハタが発泡スチロールの箱に入れられて積み上げられている光景を見ることができる。 ぼくは箱では買わないが、パック入りのハタハタをもう何度も買って、おいしく食べている。有名なのは「しょっつる鍋」。ハタハタを「しょっつる」という魚醤で味付けをした鍋だ。 個人的には、みそ味のホイル焼きが気に入っている。味噌とみりん、酒、それに少しの砂糖を加えた甘味噌、それに刻みネギをハタハタと一緒にアルミホイルに包んでフライパンに載せ、弱火で焼くのだ。塩焼きもするが、みそ味のホイル焼きのほうがハタハタのうま味がよく出るような気がする。 |
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船越水道はハゼ日和 八郎潟と日本海を結ぶ船越水道。ハゼ釣り場から海側を見たところです。 10月24日は、半月ぶりの、半日だけのオフ。そこで、この前行った男鹿・脇本のスロープと船越水道にハゼ釣りに行きました。 私の海釣りの仕掛けは、4.5mの渓流竿に、玉ウキを2個つけたフナ釣りの仕掛け。これで釣れる魚しか釣らないという、変なこだわりを持っています。もっとも、秋田に来て、久しぶりに小型のリール竿を買いましたが、まだ一度も使っていません。 その玉ウキの仕掛けにイソメを小さく千切ってつけて、脇本の船揚場のスロープで第一投。少しずつ手前に引いてくると、途中でしっかりとした手ごたえ。軽くアワセると、何と15cmほどのハゼ。そのあとも、10cmほどのハゼが数尾、そしてまたまたのクロダイ。今度は10cmを越えていたので、キープしました。
フグに糸を切られたり、そのフグが続けて釣れるようになってしまい、ここで場所を移動。このあいだ楽しめた船越水道へ向かいました。 初めに船越側の小漁港に行ってみましたが、雰囲気はとてもよいものの、「関係者以外立入禁止」の看板がいくつもあります。そこで、前回ハゼを釣った、天王側の小漁港に向かいました。(そこには看板はありません。) 車を降りて、ふと思い立ち、前回のスロープではなく船越水道の岸辺を狙うことにしました。テトラポッドに続く浅い砂地のポイントに仕掛けを入れると、すぐに鋭角的なアタリ。アワセると、なかなかの手応え。12cmほどのクロダイ(の子)でした。この前のより型がよかったので、これはキープ。 続いて、ハゼ。水深40cmほどの浅いところで仕掛けをゆっくり引っ張っていくと、必ずと言っていいほどアタリがあります。型も、この前よりもよくなっています。テトラポッドに寄りかかっての、楽しい釣りになりました。 でも、少し潮が上げてくると、アタリは少なくなり、9時過ぎに「ただ今から水門を開けますので、近くの方はご注意ください」の放送。釣り場の上流500mほどのところに、八郎潟を淡水化した防潮水門があるのです。その水門が開くと、上流からの流れが速くなり、アタリはなくなってしまいました。どんなときに水門が開くのか、だれか、教えてください。 この日の釣果はハゼが約30尾、クロダイの子2尾。天ぷらにしたら、クロダイは少し臭みがあったので、もうこれからはリリースにします。 船越水道へは、比立内から1時間半。八王子から三浦三崎へ行くよりも近い、楽しい釣り場です。やみつきになりそう。 (10月27日増結) |
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男鹿半島はクロダイ、マダイの入れ食いだった!? 10月6日は一日中オフ。前から行きたかった男鹿半島へ。ところが夜中から雨が降ったり止んだりの困った天気です。それでも、丸一日のオフはもう当分ないので、雨の中を午前4時半に出発、船川に着いたのは7時前でした。 私が一番好きな釣り場は、小さな漁港のスロープと、背の低い防波堤。神奈川県三浦三崎では、そんな場所でのんびりと釣り糸を垂れていました。当然、釣れる魚もせいぜい20cmどまり。それで十分楽しめる、私の海辺の釣りなのです。そんな釣り場があるのは。男鹿半島。6月初めに来たときには寒くて風があって魚がいなくて、ただのドライブになったのですが、場所だけは確認してありました。 船川の街の手前に、小さな船だまりがあります。そこで、まだ雨が降っていましたが、がんばって仕掛けを取り出し、エサの青イソメ(釣具屋にジャリメがなかったので、きょうはこれ)をつけて、濁りの入った浅い砂地に第一投。すると、風と波に揺られた2個の玉ウキが消し込まれます。最初は空振りでしたが、2回目はしっかり手ごたえがあり、銀色の幅の広い魚体が目に入りました。ヒイラギかと思ったら、何と、クロダイ。いや、10cmもないクロダイの子。もしかして放流された稚魚かも知れないし、小さなタイはたいしておいしくないので、ハリをはずしてリリース。 いくらクロダイでも、このサイズでは……。 2011.10.6 ところが、次も、その次もクロダイ(の子)。まったく「入れ食い」状態なのです。せめて15cmくらいあれば持ち帰るのですが……。結局、ここでは小さなマハゼ1尾のほかは、全部クロダイ(の子)、全部リリース。でも、楽しむことはできました。 次の釣り場は、半島の北西部にある戸賀湾です。ここは大学時代に泊まった臨海実習所が現存していて、うれしくなった場所です。私はそのとき、釣り竿を持参していて、ウミタナゴ、アイナメ、キュウセンを釣り、晩のおかずにしたのでした。 雨が止んだ小さな舟揚げ場で糸を垂れると、すぐにアタリ。上がってきたのは、何と、クサフグ。顔をしかめてハリをはずし、リリース。そして次に来たのは、何と何と、マダイ(の子)でした。これもさっきのクロダイと同じサイズなので、写真を撮ってリリース。次も、その次もマダイ(の子)です。 少し場所を移動すると、こんどはやっとアイナメ(の子)。でも、10cmを越えているし、味がいいことを知っているので、キープ。ここではキュウセンともう1尾のアイナメ、そしてまた来たクロダイ(の子)を1尾キープして、湾の反対側に移動しました。でも、そこではまたクロダイ(の子)。 実は私、ここではキスが釣れないかと思ってきたのです。三浦三崎では、投げ釣りではない私のウキ釣りでキスも釣っていたのですが、タイの子ばかり、そしてたまにフグにハリスを切られるのでは、あきらめざるを得ません。それでも、魚の引きは十分味わって、戸賀湾をあとにしました。 鉄道ファンのためのハゼ釣り場 船越水道を渡る男鹿線を望むハゼ釣り場です。 2011.10.6 マハゼ 8センチメートル。 船川まで戻り、今度は船越から旧道の橋で八郎湖と海との境の船越水道を渡り、天王側にある船だまりでハゼを狙いました。ここは狭いながらスロープがあり、男鹿線の鉄橋も見える、鉄道ファンのためのハゼ釣り場。いえ、釣れればですが。 ハゼは、釣れました。入れ食いほどではありませんでしたが、波のない船だまりの奥で、ウキを動かしてくれました。大きさは10cm以下で、あまり小さくてリリースしたハゼもいましたが、2時間で20尾以上をキープしました。時おり、鉄橋を男鹿線のディーゼルカーがゆっくりと渡っていきます。風も収まり、薄日も差して、まったく至福の時となりました。 この日の釣果は、全部天ぷらに。ビールがおいしい夕暮れ時でした。 こんな静かなスロープでした。 2011.10.6 |
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フナ転じてオイカワとなる 10月4日、5日 練りエサに来たオイカワ。私の手には撒き餌のヌカがついています。 2011.10.5 10月4日、久しぶりのオフの時間ができました。そこで、春にフナを釣ったため池で、甘露煮用のフナを釣るべく、午後2時過ぎに到着。ミミズをエサに、4.5mの竿をあやつりました。 ところが、ウキが動きません。池の水面には魚のモジリがあちこちに見えています。さてはブラックバスかと心配になりましたが、バスならミミズに食いつくはずです。 そのうちに、振り込んだ仕掛けが沈んでいく途中でアタリがありました。アワセると、これがヤマベです。(「ヤマベ」とは関東の呼び名で、関西ではハエ、秋田では何ていうのかな。)標準和名は「オイカワ」。びっくり、そしてうれしくなりました。何しろ、関東の川は今、関西から来たカワムツにほとんど占拠されているので、オイカワを釣ったのはまったく久しぶり。しかもオイカワはカワムツよりもおいしいのです。 しかし、ミミズにはこれ以上のオイカワは来ませんでした。そしてフナも釣れません。そこで私は、エサを替えて翌朝のオフタイムに再び釣りに来ることにしました。 夜のうちに練り餌を作りました。針につけるのは、小麦粉にサナギ粉(繭をとったあとのカイコのサナギの粉末)をまぜたもの。撒き餌は、米ぬかとサナギ粉を混ぜたものです。 翌10月5日朝、午前7時前に池につき、さっそく撒き餌をして、練り餌をつけた仕掛けを投入。すると、数分でアタリが出始めました。やっぱりオイカワです。入れ食いではないものの、ポツポツと釣れ続け、1時間半で15尾。これを生かして持ち帰り、夕刻には天ぷらとなった次第。 ため池の朝。すばらしい光景です。 2011.10.5 |
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2011年の岩手イワナ紀行 夏のイワナ 20cm 2011.7.23 7月22日、23日に、東京からの仲間と合流して、岩手・区界高原でイワナ釣り。毎年恒例の行事ですが、今年は震災があり、岩手行きはどうしようかと思いました。でも、区界旅館も無事で、岩手県でお金を使うのも支援と考え、(イワナがたくさん釣れることもあり、)例年通り出かけました。 私がひたちない連絡所に引越ししたため、Oさん、Sさん、Uさんの3人は、1台の車で東北道を北上、区界旅館で合流しました。 子グマと遭遇! 川の水は平水。食いは少し悪かったものの、2日間でたくさんのイワナを釣りました。今回のびっくりは、子グマ。夕刻近く、宿へ戻る道を、何と子グマが歩いていたのです。車に気づくと、逃げずにこっちを見ています。これは危険! 子グマのそばには母グマがいるのですから。 とは言え、こっちは車。まず首に下げていたカメラのシャッターを押して、少しバックしてクラクションを鳴らすと、子グマはのそのそとおぼつかない足取りで、道端の茂みの中に入りました。それにしても、母親は何をしているのだろう? 翌日、今度はSさんの車が子グマと遭遇。同じクマらしく、母グマはいなかったとのこと。これはもしかして、母親とはぐれてしまったクマではないでしょうか。よろよろと歩いていたのは、食べ物を食べていないためかもしれません。母グマとはぐれた子グマ(しかも当歳)には、生きていくすべはありません。かわいそうですが、これも自然の掟。 ひたちない連絡所で燻製作り 23日の昼下がりにひたちない連絡所へ。これまではテント場でしたが、今回はここで燻製を作るのです。まきの代わりは木炭。そしてサクラの枝。 炭の火力は強く、すぐに火は通ったのですが、煙が少ないために燻製というよりも焼き枯らしの雰囲気に近くなってしまいました。次回は生木の枝を調達して、しっかり作りたいと思います。
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イワナの稚魚放流 2011年7月8日 7月8日、鷹巣漁協の湊屋組合長からお誘いがあり、午後からのイワナの稚魚放流を見学することができました。 小猿部(おさるべ)川上流の養魚場で稚魚を受け取り、さらに上流の沢に放流しました。昔、東京の秋川でヤマメの成魚の移殖放流をしたことはありますが、漁協による放流に同行するのは初めてです。貴重な体験でした。
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カワウ駆除の学習会 2011年6月6日 カワウの駆除についての漁協(米代川水系サクラマス協議会)の学習会です。琵琶湖でカワウの駆除最前線にいる講師・須藤明子さんの話は、衝撃的でした。彼女はカワウのスナイパー。エアライフルでカワウを狙撃しています。これが大規模なコロニーでは最も効果的とのこと。 ここまでしなければカワウは駆除できないのですね。 |
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阿仁川中流でウグイを釣る 2011年6月4日
「春の小川」がありました。合川橋の東側です。ここでもウグイが釣れました。ひたちない連絡所の池に放してあります。 池ではフナが釣れました。外来魚を覚悟していた私は、歓声を上げました。秋には甘露煮用のフナを釣りに行きます。 |
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「サクラマスを食べる会」 こんなイベントをしました。サクラマス、おいしかったですよ。 2011年5月9日 各位 大穂耕一郎(北秋田市総務部内陸線再生支援室 駅スタッフ) 成田 秀 (秋田県北秋田地域振興局農林部農業振興普及課) さて、北秋田市がその中心に位置する米代川水系は、サクラマスの遡上の時期を迎えています。秋田沖の日本海で「本マス」として漁獲され、また、米代川に遡上するサクラマスは、秋田県の主要魚種であるにもかかわらず、県内では食材としての利用があまり進んでいません。 今回は初めての試験的な会なので、大穂と成田が呼びかけ人となりました。食材のサクラマスは鷹巣漁協の湊屋啓二組合長に手配をいただき、冷凍保存しています。
「サクラマス(海で獲れたもの)を食べる会」 1.日時 5月18日(水) 午後4時〜5時 2.場所 北秋田市中央公民館 調理室 3.会費 2,000円 秋田内陸活性化本部
来年春に、「サクラマス」の上り旗を立てた料理店が鷹巣に出現してほしいのです。 |