連結水路はむずかしい ![]() |
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自分で作りたい 田んぼと池の工事には業者の手を借りたのですが、それらを結ぶ水路は、何としても自分で納得のいくように作りたいと考えました。 水路の工事は2月から始めて、ぎっくり腰や田んぼの防水シート騒動で中断しながらも、5月25日の田植えのときには、もうあとわずかで完成するまでに至りました。 コンクリートブロックを護岸に利用 なるべく自然に近い水辺を作るというコンセプトからすれば、土を掘っただけの「素掘り」の水路がベストです。(もちろん防水シートは必要ですが。)でも、場所の狭さと両岸の安定をはかる必要から、円筒形のコンクリートブロックを利用することにしました。
コンクリートブロックは、それだけだと不安定なので、大き目の石をかって支えます。そして小石交じりの土を載せて落ち着かせるという工程です。 このコンクリートブロックは、いつ買ったかもわからない古いもので、物置小屋の横に積まれていたのを活用しました。水に漬けての利用なので、一応事前に「あく抜き」をしました。 ![]() 田んぼとの連結部分の工事。 2006.5.12 水路の「進水式」、湛水試験 田植えが終わってから、水路の工事を急ぎました。池との連結部分は、池のベンナイトシートの下の土を少し掘って、三ツ星ベルトの「ミズシート」と重ねました。水路の「エコシート」との境目も、重ねた上に石と土を入れました。 池との境目に土を入れる前に、とりあえず湛水試験をしてみることにしました。シートのつなぎ目(重ねた部分)の水漏れがどのくらいあるのかを確認するためです。試験のあと、必要なら手直しを行い、池との連結部分に土を入れる作業があるので、これで完成ではなく、船で言えば「進水式」。 6月9日(金)、田んぼにホースで給水。田んぼからあふれた水は、水路に溜まり、さらに、水位が上がって池と見事につながりました。ウーン、感動。しばらくその場を離れたくありませんでした。
ところが、水漏れ! 6月12日(月)朝、学校へ着いてすぐにビオトープに向かった私は、池と水路を見て、愕然としました。2日半のあいだに水位は大幅に下がり、池と水路の水ははすでに切り離されていたのです。池の水位はベンナイトシートの面までちゃんとあるのに、水路側は湛水試験のときから30cm以上も下がっています。 この日の午前中、私はずっと、いや、授業の合間に、原因の推察とこのあとの対策を思案し続けました。 水漏れの原因は防水シートの接続部分だとは推測できます。でも、それがどの場所なのか、全部なのか、それを知る手ががりがほしいと思いました。 昼休みに、私はまたビオトープに行って、減っている水路の水を見ながら、考えをめぐらしました。そして、とりあえず再び湛水させて、減水の具合を確かめることにしました。 田んぼへの給水を始めて、田んぼの水が排水口付近のシートの上部からあふれて水路に落ち始めたとき、水の一部が防水シートの下にもぐっていることに気がつきました。この対策は、排水口の樋口の水路側に「ミズシート」を切ったものをうまくあてがうことで解決しました。 夕方までに、水は再び満水に近くなりました。池からのオーバーフローの排水パイプの高さに達して、水が排出され始めたのを見て、給水を止めました。
水漏れの主因を推定
池との接続部に立って水路を眺めているうちに、私は思わず声を上げました。まだ土をかぶせていない、「エコシート」と「ミズシート」を重ねた部分に、大きな隙間が空いているのです。急斜面の部分で、「ミズシート」の上に「エコシート」を載せたのですが、合成樹脂の「エコシート」がめくれたようになっています。この隙間から水が漏れていたのでしょう。 もちろん、まだ石や土でしっかり覆っていないので、他の接続部分からの漏水もあるはずですが、ここを改善すればだいぶ違うのではないかと思いました。作業の展望が見えたので、少し気が楽になりました。 大雨で満水に
雨のあとはまた減水したのですが、今度は減水のペースが遅くなりました。土の細かい粒子が隙間をふさいだためでしょうか。これはありがたいことです。接続部分の改善工事をすれば、水漏れはもっと少なくなるでしょう。 減水と天気の回復を待って改善工事をすることにしました。 「イネ、青々と育つ」に進む 「ビオトープ日誌」のトップにもどる ホームページのトップにもどる |